毎日着るもの、
という大前提を外してはいけない。
私たちの強みは、
デザイン力だと
胸を張って言えますが、
見た目はデザインのひとつに
過ぎません。
毎日袖を通すというもの、
という大前提を
忘れてはいけません。
「私たちの強みは、デザイン力だと胸を張って言えますが、見た目はデザインのひとつに過ぎません。毎日袖を通すというもの、という大前提を忘れてはいけません。」と話すのは企画デザイン室の服部室長だ。駅やスーパー、会社の受付、レストラン、コンビニなど誰もが毎日のようにユニフォームに接している。ただ、あの店がどんなユニフォームだったか、通い慣れた店でもない限り思い出すことは難しい。企業のユニフォームとなるとなおさらだ。それくらい、あたりまえ過ぎる存在であるユニフォーム。しかし、ユニフォームを着用して働く人たちからすれば、それは特別なものではなく日々袖を通す“仕事着”。仕事着である特質上、アパレルと違い、リニューアルするまで早くても3〜5年、長ければ10年以上同じ素材、同じデザインが生きる。ユニフォームは、企業や工場の顔でもある。企業理念と同じように、コロコロと変えるものではない。一度、取引が成立するとよほどのことでもない限り、この間補修や修繕、追加着など受注が続く。逆に、他社製が導入されていれば、いずれくるリニューアルの商機を逃さないよう、営業チームは足繁く通いつづける必要がある。ユニフォームを作る、という実デザインの前にビジネスをデザインする工程がすでに始まっている。
だからこそ私たちは、
ユニフォームを着る
企業のことはもちろんのこと、
チャンスを
掴んできてくれた
営業チームの努力に
全力で報いたい。
それも「デザインする」ことの
ひとつだと
思っています。
40名からなる営業チームのうち、およそ半数の20名弱が新規開拓にあたる。その数、年間およそ1000件超。ユニフォームは切り替えまでの期間が長いため、リニューアルや新規で作りたいという企業に出会えることは稀である。そのため、常に新規の母数を増やさなければならない。また、いきなり受注とはならず、コンペティション形式がほとんどで、参加企業も毎回10社はくだらない。出会いは最初のハードルを越えたに過ぎない。営業チームは深く、じっくりクライアントの要望をヒアリングし、デザインチームにバトンを託す。
40名からなる営業チームのうち、およそ半数の20名弱が新規開拓にあたる。その数、年間およそ1000件超。ユニフォームは切り替えまでの期間が長いため、リニューアルや新規で作りたいという企業に出会えることは稀である。そのため、常に新規の母数を増やさなければならない。また、いきなり受注とはならず、コンペティション形式がほとんどで、参加企業も毎回10社はくだらない。出会いは最初のハードルを越えたに過ぎない。営業チームは深く、じっくりクライアントの要望をヒアリングし、デザインチームにバトンを託す。
何をどうデザインするべきか、
デザインチームは議論を重ねる。
デザインは、
その企業を
表せているか?
その会社の歴史、
新しいユニフォームを着ることで
会社はどう変わっていくのか、
会社を人に例えた時に
ふさわしい振る舞いはどうか、
髪型、言葉づかいに至るまで
実デザインの前に徹底的に議論します。
それらを言語化し、
ユニフォームにアウトプットする。
アウトプットしたら、
ユニフォームに込めた想いを
プレゼンテーションするまでが
私たちのデザインです。
その会社の歴史、
新しいユニフォームを着ることで
会社はどう変わっていくのか、
会社を人に例えた時に
ふさわしい振る舞いはどうか、
髪型、言葉づかいに至るまで
実デザインの前に
徹底的に議論します。
それらを言語化し、ユニフォームにアウトプットする。アウトプットしたら、ユニフォームに込めた想いをプレゼンテーションするまでが私たちのデザインです。目に見えるデザインやコンセプトの充実度に加え、プレゼンテーションが受注に大きく左右する。場合によっては舞台演出を行うパートナー企業とタッグを組んで臨むこともある。決まれば10年使われるものだからこそ、どの企業も必死だ。
何をどうデザインするべきか、
デザインチームは議論を重ねる。
デザインは、
その企業を
表せているか?
目に見えるデザインやコンセプトの充実度に加え、プレゼンテーションが受注に大きく左右する。場合によっては舞台演出を行うパートナー企業とタッグを組んで臨むこともある。決まれば10年使われるものだからこそ、どの企業も必死だ。
使えるものを使うことも
デザインのひとつ。
他社にはなく、豊通ユニファッションにあるデザインの強みのひとつに、豊通グループの組織力が挙げられる。ユニフォームを作りたい会社のオーダーは会社の数だけある。その希望はできる限り叶えたい。日本で初めて豊通グループがフェアトレード認証コットンを使用した企業ユニフォームを採用したのは良い例である。「持続可能な社会の実現は、多くの企業が最優先事項に挙げています。会社の顔であるユニフォームからそれが表現できるならやるべきです。幸い、当社は豊通グループで綿花を扱っているのでできました。」
はとバスのガイドは、見た目の華やかさと対照的に動きが多い。左右の手を上げ下げしたり、バスの乗り降りなど動きやすさを追求しながら、軽さと吸汗性を兼ね備えたユニフォームに仕上がった。実際に使用するガイドの西さんは「今までになかった鮮やかな色合いとスカートにストレッチが入っていて足が出しやすく、すごく動きやすいです。」と高評価だ。
脇の下にあたるひし形の部分は「ダイヤカット」といい、豊通ユニファッションが特許申請中である。腕の上げ下ろしのしやすさが格段に違い、腰部の蛇腹もつなぎ特有の生地のひっぱりを低減し、屈んだり起き上がったりの動作をスムーズにする。そして目に見えない生地の裏側に、静電気を逃す工夫がなされていて、ユニフォームの細部にこだわりが宿っている。
マーケットは
まだまだ広がっていく。
今、ユニフォームを取り巻く環境は確実に進化を遂げている。機能性もさることながら、社員のモチベーション向上など企業のブランディングの一端を担う存在にまでなっていて、需要も増している。これまで企業ユニフォームを手掛けてこなかったスポーツメーカーやアパレルブランドが続々と参入してきていることからも見てとれる。
今、ユニフォームを取り巻く環境は確実に進化を遂げている。機能性もさることながら、社員のモチベーション向上など企業のブランディングの一端を担う存在にまでなっていて、需要も増している。これまで企業ユニフォームを手掛けてこなかったスポーツメーカーやアパレルブランドが続々と参入してきていることからも見てとれる。
これはチャンスだと
捉えています。
アパレル、スポーツウェアの
作り方は私たちとしても
未開なので、
それぞれのいいところを
共有し合えば
マーケットそのものが
もっと大きくなるはずです。